こんにちは。徐々に気温が上がり、湿度の高い日が増えてきました。梅雨シーズンはもうすぐだなと思う今日この頃です。
そんな梅雨にさしかかりつつある先日26日に親子和菓子教室を開催しました。
今回の会場は広い会場を運良く見つけることができ、参加者は20人以上だったのですが全員が入ってもまだ余裕のあるくらいの広さでした。
参加者たちの作業スペースも充分にとれてのびのびとお菓子を作ることができました。

今回のテーマは「梅雨」。梅雨といえば紫陽花、そして初夏を感じさせるお菓子「水牡丹」。
「水牡丹」とはピンク色のあんこを葛や寒天で包んだお菓子で、瑞々しく凛と咲く牡丹が水の中で咲いているようなイメージを表現しています。このお菓子は一軒目に修行した店で学んだもので、それまでの人生で一番衝撃を受けたお菓子でした。
高級な素材の吉野本葛を使い中は梅餡で、一口食べると葛の瑞々しく口溶けの良い食感と甘酸っぱい梅餡の味が一緒に重なり、初めて食べた時あまりの美味しさに感動したのを覚えています。

素材はシンプルなのにこんなに美味しいものができるのかと驚きました。妻は初めてこのお菓子を食べて以来、彼女の中で一番のお気に入りになっています。
今回は製法を少しアレンジして、初めての人にも作りやすいようにし、家でも再現できる作り方にしました。

もう一品のお菓子は紫陽花をイメージした「きんとん」。紫と白2色の練り切りでグラデーションを作り、粒あんを中に包んで、錦玉羹(きんぎょくかん)という寒天のゼリーのようなものを上に散らして仕上げたデザインで、これも家庭で使う道具で作れるように作り方を工夫しレシピを考えました。
まずは、一品目の水牡丹の作り方をデモンストレーション。
みなさん液体状だった葛生地が加熱していくとどんどんスライム状になっていく様子に驚いていました。普段あまり葛を調理する機会なんて無いですもんね。
この形状の変化は私も面白いと思います。

作り方を教えた後、参加者を4つのグループに分け、それぞれ卓上コンロを使って作ってもらいました。みなさん協力しながらワイワイ楽しそう。大きさも大きかったり小さかったり様々で、それも含めて面白いなと思いながら各テーブルを見て回っていました。
水牡丹の次はきんとん作り。作り方を教えて、今度はそれぞれ個人個人で作ってもらいました。
見本通りのものもあれば自分なりにアレンジした形のものまで色んな形の紫陽花ができ、子供たちの自由な発想で作っている姿を見てこっちまで楽しくなりました。
色んなデザインがあっていい。上生菓子はアートだから。


そしてみんなで試食タイム。初めて水牡丹というお菓子を知ったという人がほとんどで、和菓子を知ってもらう良い機会を提供できて嬉しいです。
普段スーパーで売っている和菓子以外にもすーごくたくさんの種類の和菓子があるんですよ!
回を重ねるごとに「もっと色んな和菓子を教えたいな」という思いが強くなってきています。次回の構想を考えてワクワクしています。
皆さんご参加ありがとうございました!また新たな和菓子との出会いに期待しててください!
それではまた次の機会にお会いしましょう!